2016年07月26日

LibreOffice オンライン版、開発プロジェクトが本格化

「オープンソースのオフィススイート「LibreOffice」のオンライン版である「LibreOffice Online」(LOOL)の開発プロジェクトについて、詳細が発表された。

LOOLの特長は以下のようになる予定だ。

・デスクトップ版のLibreOfficeとLOOLの間で100%のドキュメント互換性を
提供。
・複数のユーザーによる、複数のカーソルを用いた共同編集が可能。
・「Write」や「Calc」「Impress」がサポートしているファイル形式をすべてサポ
ート。・基本的なHTML5ユーザーインターフェースを当初から搭載。
・このプロジェクト自体は、現在LibreOfficeの開発を推進している「The Doc
ument Foun  dation」が推進する。また、Collaboraの最新LibreOfficeプロ
ジェクトである「Libre Office for Android」と同時に進められることにな
る。
・LOOLの最初のリリースは2016年の初めになる予定だ。」 ZDNET

オフィスソフト関連でオンライン化されているものというと、GoogleドライブのApps、アプリサービス、すなわち、Gogleドキュメント、スプレッドシート、スライドプレゼンテーションに代表されるものがある。無料であり、そのオンライン保存領域も十分確保されていて、法人用はもちろん、パーソナルユーズのニーズ、使用に十分応えるものである。

フォトだ、動画だのの話はとりあえず横においておこう。今回はワープロ、表計算、スライドプレゼンなどのいわゆるOffice Softのファイル類を何処に保存するかという話である。パソコン内に保存するのか、クラウドに保存するのかということである。

いや、それはパソコン、パソコンのハードデイスクにに保存するに決まっているなどとお考えになったとしたらそれはもはや違いますね、と言わざるをえません。今やオンラインストレージ、クラウドコンピューティングの時代、上記の写真だ、動画はもちろんのこと、Office関連のファイルも基本的にはオンラインストレージ、クラウドストレージが中心になりつつあるからです。

今朝の冒頭ニュース、LibreOfficeがついにオンライン化するというのもその方向の一環です。長年愛用してきた、Microsoft Office Softの互換ソフト、無料のLibreOfficeです。今でももちろん自分自身も使用し、パソコンクラブでもその使用を推奨してきたLibreOfficeです。しかし、近頃その利用の機会が何かと少なくなってきたのは必然のことでしょう。

もっとも、それはなにもLibreOfficeに限らない。マイクロソフトのオフィスについても同じことです。そうしたいわゆるオフラインのOffice Soft、Word、Excel、PowerPoint、Libreオフィスの、Writer、Calc、Impressの利用機会は減っているはずです。そうしたOffice Soft /オフィスソフト関連の仕事に関しては、Googleドライブオンラインのアプリ、ドキュメント、スプレッドシート、スライドプレゼンテーションなどを使う機会がはるかに増えてきました。そうなりつつあるということです。

そうした時代の流れ、変化にどう対応するか、しているか、してきているか二つの代表的IT企業、Googleとマイクロソフトの対応法は明確に違います。

GoogleにはそもそもオフラインのOffice Softなど元々一切存在しません。もう数年前、いやもっと前からでしょうか、Office Softのオンライン化を進めてきています。GoogleDocsがそれであり、そして現在のGoogleドライブのアプリソフトがそれです。最初からオンラインソフト化一筋です。

もちろんGoogleドライブのオフィスアプリソフトは、オフラインのソフト、すなわちマイクロソフトのオフイスや、LibreオフィスなどオープンソースのOffice Softとの連携はばっちり取っています。そういう意味でも、いいも悪いもオフィス関連オンラインサービスと言えば、Googleドライブのそれ一本です。

結果、Googleの方は、今日のオンラインストレージ、クラウドストレージの時代の要請にきちんと応える体制を整えてきているのに対し、マイクロソフトの対応の混乱ぶりといったらありません。

今マイクロソフトのオフィスソフト関連のサービスというとどんなものがあるか、です。

まずオフラインソフトとしては、未だにあの著名なオフィスソフト、Office2013なるものが健在です。まもなくその最新バージョン、Office2016が登場します。これはあくまでオフィス伝統的オフラインソフトです。

Officeにはその他、Office2010、2007、さらにさかのぼれば、2003などもあります。ユーザーサイドではそれが混在して使われています。それ自体がさまざまな混乱を呼んできました。



それに加えて、マイクロソフト、最近のクラウドコンピューティングの時代を意識したのでしょう、Office365なるものを登場させました。それと上記のさまざまバージョンの違うOfficeソフトのどこがどう違うのか、違わないのかよくわかりません。

さらにです。分からないのは、Officeソフトのオンライン版と称するOfficeオンラインが存在するのです。上記Word、Excel、PowerPointが有料でしかも結構高額なのに対し、オンラインソフトの方は無償なのです。Wordオンライン、Excelオンライン、PowerPointオンラインは無料なのです。

無料でしかも時代の要請に答えてあの有名なもののオンラインソフトだと聞くと誰でも一度は使ってみたくなるでしょう。ところが現実にはそれは殆ど使われていない。使えないのです。もちろん私も使ってみましたが、使い物にならない。

実際使えるものなら、誰も高額の新しいバージョンのOfficeソフトなど買わないし、買う必要もないのです。ましてやOffice365などどうしてわざわざ買う必要があるのでしょうか。



Officeオンラインという限りは、オフラインのOfficeソフトと同じ程度では使えないかもしれない。それはそれでいい。しかしGoogleドライブのそれと同じ程度には使える。そういうものなら、私だって、マイクロソフトのオンラインオフィスソフト、大いにに使うでしょう。ところがそうではないのです。
使えないのです。

オンラインソフトとしてはGoogleのそれの方があらゆる意味ではるかに使いやすい。だから必然オフィスオンラインソフトとなるとGoogleドライブのそれになっていまった。そういう経緯があります。

しかもGoogleの方はオフィスソフトに加えて、Gmail、Googleサイト、マップ、カレンダー、フォト、YouTubeなど総合的サービスがすべて無料で揃っているということなのです。互いに連携し、使いやすくできています。

マイクロソフトはその面でもそうした総合サービスの提供がばらばらという感じです。

前置きが長くなってしまいました。今朝の話はLibreOfficeのオンライン化の話です。なぜ今更それが出てくるのか、その前置きの話をしたわけです。

いや、なによもそれはLibreOfficeという貴重なオープンソースのオフィスソフトの生き残りのためなのです。それは実にありがたい存在です。存在だった、そうなってはいけないということです。

あの高額のマイクロソフトオフィスソフトの互換ソフト、代わりに無償で使えるものとしての存在は世界的に非常に貴重なものです。それを過去形にしてはいけない。

世界の国々では、パソコンの事務処理に掛かる経費を軽減するため、高額のマイクロソフトのオフィスに代えて、無償のLibreOfficeの利用を義務付けている政府、自治体が数多くあります。それがLibreOfficeの存在価値なのです。

ところがそのLibreOfficeにして、オフィスソフトのオンライン化は避けて通れない道となったということです。それは世界中のLibreOfficeユーザーの
声の反映でもあるのでしょう。

それについては私などLibreOfficeファンの一人として歓迎の声を挙げておきます。それが今日のBLOGの結論なのです。

それが実際にどのような形ものになるかまだ分かりませんが、それが登場するということ自体に大きな意味があります。

その基本的な内容は冒頭の引用記事にある通りですが、その内容からみて、Googleドライブオンラインソフトとの接点、連携も保てるところが多々ありそうです。それが期待されます。それはさまざまなオフィスオンラインソフトの使い方、組み合わせ、選択肢を増やしてくれる存在になるでしょう。

同時にそれは本家本元を自認するMicrosoft /マイクロソフトの分けの分からない施策に対する大きな牽制球となることは間違いありません。
  


Posted by keygoodjp at 15:48Comments(0)

2016年07月19日

マイクロソフト、「Windows 7」のロールアップパッケージを公開


 Microsoftは、2015年5月にWindows 7向けに「convenience rollup」(利便性向上ロールアップ)をリリースすると約束していたが、その後は音沙汰がない状態が続き、一時は公開を見合わせる可能性についても示唆していた。しかし、結局は正しい行動を取り、この発売から7年が経過したOSに、一連のアップデートをまとめたロールアップパッケージをリリースした。





 このWindows 7 SP1用のconvenience rollupは、待ち望まれている「Service Pack 2」でこそないが、次善の措置だと言えるだろう。




 このロールアップは2011年に公開されたService Pack 1に対する累積的な修正パッケージだ。これには別個にリリースされた「Internet Explorer 11」対するアップデートは含まれておらず、.NETに対するアップデートも含まれていない。しかし、重要なWindowsに対する修正、セキュリティフィックス、ホットフィックスは含まれている。



 筆者は2016年1月に、1年前に発表されたこのロールアップに関する計画についてMicrosoftの担当者に問い合わせた。その際の回答では、Microsoftのアップデート戦略は、Windows 10の普及を優先事項としており、ロールアップはリリースされる予定がなくなったことを匂わせていた。Windows 10の普及は進んでいると述べていた。




 しかし、ユーザーからの要望が社内政治の論理に打ち勝ったようだ。




 convenience rollupは、Microsoftが「推奨」する修正を1つにまとめたパッケージだ。同社は2013年と2014年に、いくつかのロールアップパッケージを公開している。これらのロールアップパッケージは、1回の再起動で複数の修正を適用するための手段だった。2015年には、Microsoftの担当者は、convenience rollupを顧客がWindows 10に移行するための準備を調えるものだと説明した。




 さらにMicrosoftは米国時間5月17日、「Windows 7 SP1」「Windows 8.1」「Windows Server 2008 R2 SP1」「Windows Server 2012」「Windows Server 2012 R2」に対する非セキュリティ更新プログラムを、毎月1つの更新プログラムとして提供すると発表した。同日のブログ記事によれば、「アップデートの信頼性と品質を向上させるため」に、今後はその月のすべての非セキュリティ関連修正内容をまとめた1つの更新プログラムを公開するという。




 新しいconvenience rollupは、「Microsoft Update カタログ」からダウンロードできる。


  


Posted by keygoodjp at 16:38Comments(0)

2016年07月19日